NY貴金属引け速報=反発、予想を下回る米雇用を受け
2015/05/08
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      金   15/ 6  1188.9  +  6.7       プラチナ    15/ 7  1143.5  + 12.1
          15/ 8  1190.0  +  6.7               15/10  1145.1  + 11.9
      銀   15/ 7  1646.5  + 16.8       パラジウム   15/ 6  802.35  + 16.60
          15/ 9  1650.3  + 16.7               15/ 9  803.55  + 16.60
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 ニューヨーク金は反発、銀は急反発。終値の前日比は、金が4.0〜6.7ドル高、
中心限月の6月限が6.7ドル高、銀は16.7〜17.0セント高、中心限月の7月
限が16.8セント高。
 金6月限は、米雇用が予想を下回ったことから急伸したあと、米失業率低下や株価急
伸で値を消したが、ドル反落・原油反発や米長期金利低下で買い戻しが優勢になった。
 銀7月限は、米雇用統計後の金の動きに追随して乱高下したが、時間外取引の安値で
下げ止まったあとは、ドル反落や原油反発、米長期金利の低下で強地合いを維持した。

 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ、パラジウムともに急反発。終値の前日比は
プラチナが11.1〜12.1ドル高、中心限月の7月限が12.1ドル高、パラジウ
ムが軒並み16.60ドル高、中心限月の6月限は16.60ドル高。
 プラチナ7月限は、ドル高・原油安や金の下落で値を消したあと、米雇用統計後の金
の乱高下に巻き込まれたが、株価急伸やドル反落、原油・金の反発で上値を伸ばした。
 パラジウム6月限は、売りが先行したが、前日安値を維持したあとは、米失業率低下
や雇用の拡大、株価急伸、ドル反落・原油反発で、3月11日以来の高値に急伸した。

                     (インベステック シカゴ/小形一郎)