NY貴金属引け速報=総じて上昇、米利上げ先送り観測をはやす
2015/05/15
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      金   15/ 6  1225.3  +  0.1       プラチナ    15/ 7  1169.1  +  6.7
          15/ 8  1226.3  +  0.1               15/10  1170.0  +  6.4
      銀   15/ 7  1756.3  +  9.8       パラジウム   15/ 6  794.95  + 15.45
          15/ 9  1760.3  +  9.8               15/ 9  796.30  + 15.50
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 ニューヨーク金は期近が堅調、銀は続伸。終値の前日比は、金が0.1ドル安〜
0.1ドル高、中心限月の6月限が0.1ドル高、銀は9.3〜9.8セント高、中心
限月の7月限が9.8セント高。
 金6月限は、今週の急伸に対する利食いで前日安値を下回ったが、米景気減速による
利上げ先送り観測が強まったことやドルの急反落をはやし、プラスサイドを回復した。
 銀7月限は、ドル高・原油安や金の高値修正で値を消したが、米景気減速による利上
げ先送り観測、ドルの急落、金の戻り、テクニカルの強気転換でプラスに切り返した。

 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸、パラジウムが大幅続伸。終値の前
日比は、プラチナが6.4〜6.7ドル高、中心限月7月限が6.7ドル高、パラジウ
ムが15.45〜15.50ドル高、中心限月の6月限は15.45ドル高。
 プラチナ7月限は、ドル高・原油安や金の下落で値を消したが、米景気減速で早期利
上げ観測が後退、ドルの急反落や金の急回復、原油の戻りで前日高値を突破した。 
 パラジウム6月限は、急落の反動で買いが先行したあとも、米景気減速を受けた早期
利上げ観測の後退や、ドルの急反落、他の貴金属の反発、テクニカル改善で急伸した。

                     (インベステック シカゴ/小形一郎)