NY貴金属引け速報=パラジウムを除き続伸、米景気減速によるドル安で
2015/04/28
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      金   15/ 6  1213.9  + 10.7       プラチナ    15/ 7  1158.6  +  5.2
          15/ 8  1214.9  + 10.7               15/10  1160.2  +  5.1
      銀   15/ 5  1659.1  + 19.7       パラジウム   15/ 6  781.15  -  1.30
          15/ 7  1663.0  + 19.1               15/ 9  782.15  -  1.30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金は続伸、銀は大幅続伸。終値の前日比は、金が10.7〜12.2ド
ル高、中心限月の6月限が10.7ドル高、銀は19.0〜19.7セント高、中心限
月の7月限が19.1セント高。
 金6月限は、ドル高・原油安で下落したが、ドル反落や株価下落、中国金需要増加、
米消費者信頼感指数の低下、ギリシャ支援に対する不透明感で前日高値を突破した。
 銀7月限は、昨日の急伸に対する反動やドル高・原油安で売りが先行したが、米消費
者信頼感指数の低下やドル安加速、原油反発、金の急伸で4月10日の高値に並んだ。

 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムが反落。終値の前日比
は、プラチナが4.8〜5.2ドル高、中心限月の7月限が5.2ドル高、パラジウム
が軒並み1.30ドル安、中心限月の6月限は1.30ドル安。
 プラチナ7月限は、急伸に対する反動で売りが先行したあとも、ドル・株安・原油安
が圧迫したが、米利上げ先送り観測やドル反落、金・株・原油の反発で値を飛ばした。
 パラジウム6月限は、急伸に対する反動で売りが先行したあと、米早期利上げ観測後
退やドル反落、株・プラチナの反発で回復したが、前日終値ではね返されて下落した。

                     (インベステック シカゴ/小形一郎)