NY貴金属引け速報=軒並み急落、米景気拡大による米早期利上げ観測で
2015/04/30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      金   15/ 6  1182.4  - 27.6       プラチナ    15/ 7  1140.4  - 21.1
          15/ 8  1183.4  - 27.6               15/10  1142.0  - 21.0
      銀   15/ 5  1612.4  - 54.6       パラジウム   15/ 6  776.50  -  8.25
          15/ 7  1615.3  - 54.9               15/ 9  777.50  -  8.25
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金は大幅続落、銀は急反落。終値の前日比は、金が27.6〜27.0
ドル安、中心限月の6月限が27.6ドル安、銀は55.0〜54.6セント安、中心
限月の7月限が54.9セント安。
 金6月限は、FOMC後の弱地合いを引き継いだあとも、米景気拡大を示す経済統計
が続いたことが嫌気され、今週安値を更新した。ただ、先週安値を維持して回復した。
 銀7月限は、昨日の弱基調を引き継いだあとも、米景気拡大による早期利上げ観測や
金の急落で下げが加速した。ただ、ドル安・原油高や金の戻りで16ドルを回復した。

 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ、パラジウムともに急反落。終値の前日比
は、プラチナが21.3〜20.5ドル安、中心限月の7月限が21.1ドル安、パラ
ジウムが軒並み8.25ドル安、中心限月の6月限は8.25ドル安。
 プラチナ7月限は、昨日のFOMC後の弱基調を引き継いだあとも、米景気拡大や早
期利上げ観測、金・株価の急落で今週安値を更新した。ただ、原油急伸で持ち直した。
 パラジウム6月限は、昨日の弱基調を引き継いだあと、ドル反落で回復したが、米景
気拡大や早期利上げ観測、金・プラチナ・株の下値追いで一時770ドルを下回った。

                     (インベステック シカゴ/小形一郎)