東京貴金属夜間中盤=軒並み上昇、予想を下回る米雇用を受け
2015/05/08
 東京貴金属市場の夜間取引中盤は、軒並み上昇している。
  
 金4月限は、東京金4月限は、NY市場の上昇や円安を好感、日中取引の高値
(4555円)を上回って始まり、4572円まで値を飛ばした。米雇用統計が接近
し、米景気減速を予想する向きが増えた。円の反発やNY市場の押しで4559円まで
後退したが、ギャップを維持して上昇に転じた。注目の米雇用統計は、雇用が予想を下
回る一方、失業率が低下するなどまちまちだったことを受け、NY市場の乱高下に追随
して4585円から4553円までレンジを拡大したが、プラスサイドを維持した。

 プラチナ4月限は、円安やNY市場の上昇を好感、日中取引の高値(4411円)を
上回って寄り付いた。反動で4420円まで後退したが、ギャップ維持で4433円ま
で上値を伸ばした。米雇用統計発表後に4443円から4414円までレンジを拡大し
たが、強地合いを維持した。

 東京午後10時現在の8日帳入値比は以下の通り(限月は2016年4月限)。
       
   金    4567円     15円高
   銀    63.0円    0.1円高
  プラチナ   4424円     15円高
 パラジウム  3063円     43円高
                          (インベステック シカゴ)