東京貴金属夜間中盤=軒並み上昇、NY市場の上昇や円の反落を好感
2015/05/12
 東京貴金属市場の夜間取引中盤は、軒並み上昇している。
  
 東京金4月限は、買いが先行したあと、日中取引の高値(4564円)にとどかな
かったことや円高から4554円まで値を消したが、NY市場の急伸で切り返した。N
Y市場は、ドル安・株安・原油高の加速が強材料。昨日の米長期金利の急伸が欧州市場
に波及して欧州の株価が急落したため、金に逃避買いが入った。いったんは4599円
で頭打ちとなったが、円安加速やNY市場の上昇で4603円まで上値を伸ばした。

 プラチナ4月限は、買いが先行して日中取引の高値(4403円)を上回ったあと、
円高が圧迫して4391円まで値を消したが、NY市場や金の反発で切り返した。序盤
の高値を突破し、4433円まで値を飛ばした。ただ、前日高値(4434円)にとど
かずに上昇は一服した。

 東京午後10時現在の12日帳入値比は以下の通り(限月は2016年4月限)。
       
   金    4601円     44円高
   銀    63.5円    0.8円高
  プラチナ   4433円     32円高
 パラジウム  3042円     12円高
                          (インベステック シカゴ)