竹本淳一の鞘取りの極意 情報提供:投資日報

基礎知識から応用まで No.31

 逆ザヤについて。品不足型の逆ザヤの例。

 2007年8月31日現在では、東京一般大豆のサヤは、当限I月〜中限A月にかけて▲1800円逆ザヤ状態です。厳密には、前途期待による、先限買いの意欲もあり、期近高―期中安―期先高のオカメ鞘ですが、8月度は相場が上昇する過程で、期近からの高騰により、逆ザヤが進行しました。

 品不足の逆ザヤ型は、農作物の凶作・現物が日本国内に到着するのが懸念される・買占めなどの要因で発生します。

 大豆に関しては、06年度にコーンの価格が高騰し、米国の農家が大幅にコーンの作付面積を増やしたため大豆の作付面積を減少。大豆作付け予測面積の減少(5月7550万エーカー→8月6410万エーカーと在庫率の大幅低下(5月20.1%→8月7.4%)となりました。これは無視できない要因です。大豆の価格が目先、上昇か下落かを予測するのは難しいですが、昨年度は一般大豆は在庫過剰気味で「物余り型」の順ザヤ状態が続き、今年は全く異なる「品不足の逆ザヤ型」が長期的に継続するものと考えます。

 品不足型の逆ザヤの時は、セオリーとして、高い値段の期近限を買いポジで持ち、期中もしくは期先限月を売りポジで持って、さらなる逆ザヤの拡大を狙います。一般大豆はオカメ鞘ですが、中限と先限の順ザヤも、当限からのサヤ出世の影響を受けて拡大幅も限られるでしょう。


 私の仕掛け例ですが07年8月16日に部分的な逆ザヤがさらに進行することを期待し2番限Kを買い、4番限Cを売りの1つ跨ぎのポジションで仕掛けました。サヤ値は+240円。2番限と3番限の価格差が逆ザヤ状態、この値がさらに拡大→逆ザヤ拡大を期待しての仕掛けでした。


 以後予想通り中限と比較して当限からの上げ幅大きく、含み利益増大。8月29日にはサヤ値は▲990円。2週間で一区切りということで利食い。1組当たり証拠金15万円に対し1230円幅×50倍=+6万1500円の利益となりました。


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基礎知識から応用まで No.32

 資金管理について。鞘取りを中心に運用を行う場合においても、資金管理は必須です。以前と重複するところがありますが、大切な内容ですので繰り返し書きます。

 同銘柄・異限月で鞘取りのポジションを持っている場合では、為替の逆行(サブプライムローン問題での円高ドル安等)や、片張りで見た場合の急激なトレンド転換(8月中旬、ヘッド&ショルダーを形成したが、急騰を続けた大豆等)、その他ストップ高・安には強いです。1・2日のうちにサヤ値が急激に変動することは少ないですが幾つかのストップルールを複合して利用すると良いでしょう。傍線部太字を参考に自分なりのルールを定めてください。

 1 金額ベースでのストップ。(一)口座に預けている金額でのストップ設定。例えば300万円を商品先物取引会社の口座に入金をしていた場合、一ヶ月間に含み損+確定の損失で300万円×6%=18万円以上になれば、全てのポジションを手仕舞い、トレードを一旦中止する。(二)証拠金ベースでの損切り設定。一般大豆の鞘取りを仕掛けていた場合、含み損失金が証拠金(7.5万円×2枚=15万円)の3分の1を超えた場合(この場合なら5万円以上の含み損失で)そのペアは損切りする。


 2 (一)日柄。新規に仕掛けたが、サヤが変動せず、小さな含み損(もしくは小さな含み益)を抱えたまま、2週間が過ぎた場合(二)年末年始・5月GW期間・お盆休みの間はポジションを一旦すべて落とすか小さくする。


 3 サヤ形態やサヤ値のトレンドの大きな転換を確認してのストップ(一)サヤ形態の大幅な転換。例として前途期待型の順ザヤから在庫過剰型の順ザヤに移行した場合。(二)サヤグラフで6番限―3番限の値と、5番限―2番限の値を折れ線でつけていますが、先行指標としての5番限―2番限の値が逆行してきた場合、6番限―3番限のサヤ値の含み損が少ない場合でも、撤退も考えます。

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基礎知識から応用まで No.33

 東京NG大豆の実例。2007年9月14日(金)、東京NG大豆で同銘柄・異限月の鞘取りで仕掛けるチャンスがあったので報告します。


 まずブロック帳をご覧ください。当限〜2番限の隣同士の価格差=サヤ値は+3750円。以後2番限〜3番限▲1940円。3番限〜4番限▲220円。4番限〜5番限+680円。5番限〜6番限+860円。オカメザヤ状態が継続しています。

 8月末から9月にかけて、2番限のK月限が主導となり逆ザヤは拡大継続中です。このK月限の大幅な逆ザヤ化に釣られて3番限のA月限もやや逆ザヤ化。期近限が牽引役となり、逆ザヤは、さらに拡大をして、順ザヤは縮小すると考えます。K月限主導でこのトレンド(勢い)は当面続きそうです。

 鞘取りでよく利用されるのが6番限―3番限のサヤ値ですが、9月11日(火)+350円を付けた後、3日連続で急速に拡大をしております。ただし鞘拡大の内容を見ると、先限と5番限の価格差が特に急速に拡大しております。一般大衆の『人気先行』による買い付けにより先限は5番限に対してこの3日間で+310円プレミアムがついており、このプレミアムの剥がれを狙います。ブロック帳上で比較しても、『頭でっかちの形』です。

 私は順ザヤ縮小狙いで複数仕掛けておりました。先限G売り―4番限C買いのポジションや、先限G売り―3番限A買いのポジション。またペア数は少ないが、2番限K月限を買いポジで持ち、他の限月を売りポジで持つ鞘取りも仕掛けています。


 6番限―3番限のサヤ値が、9月4日(火)+1980円を終値で上回り逆行をした場合、損切撤退を行うことを決めました。一方、利食いの目標ですが、9月11日(火)の縮小の極値+350円に至れば、ポジションの約半分を手仕舞う。この値を突き抜けて順ザヤが縮小し、逆ザヤに至れば理想的ですが、それを期待して残りのポジションはトレイリングストップを自分で行い含み益を伸ばしていく予定です。

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基礎知識から応用まで No.34

 仮定の話ですが、最高に理想的な鞘取りがあるとしたらそれは、どのようなものか?

 (1)逆ザヤ・同ザヤの期間が無く、ずっと順ザヤであり、(2)6番限―3番限のサヤ値が、例えば500円〜1000円のレンジで推移して(3)5日間かけてサヤ値が拡大し、さらに5日間かけて縮小する、と一定の周期でサヤ値が変動している。

 もしもこのようなサヤの値動きが見られる銘柄があれば、簡単に利益を上げることが出来ますが、現実問題としては、そう都合よい銘柄は見つけにくいです。

 鞘取りの場合、過去のデーターを見ると底=縮小値の極み天井=拡大値の極みがある一定の範囲で収まることが多いため、周期を重視する方が多いです。5・10・15・30・60日など様々な日柄で拡大と縮小の転換点を掴もうとしたり、フィボナッチ数1.618を利用して次回の底・天井を見つけようとします。

 この場合の問題として周期に重きを置きすぎると、天井・底狙いの逆張りになりやすいこと、後付けの解説・説明になり易い(後から振り返ると○日周期だったと分かるが)、意地を張って玉を重ねた結果、損失金額が大きくなる事もあるので注意です。

 実例では異銘柄の鞘取り、NG大豆と一般大豆のサヤについて表してみました。先限同士のサヤ値をグラフにしてみますと06年度では、およそ2ヶ月ごとに、サヤ値のトレンドは『拡大』→『保合』→『縮小』→『拡大』→『縮小』『保合』と転換が見られました。


 しかし07年度は前年度の周期とは異なり、周期のみをアテにすると大怪我をしたことになる。07年1月にサヤ拡大狙いで仕掛けて、利益が乗る、2ヵ月後に『そろそろ縮小するだろう』と縮小狙いで一気にドテンをすると大きな含み損を抱えたことになります。


 個人的な考えですが、私自身は、周期に重きを置き過ぎない。まずサヤ値のトレンドを確認し、次に銘柄ごとの特徴を見て、ブロックを見て、その上で周期を確認します。

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基礎知識から応用まで No.35

 2007年9月後半、東京一般大豆およびNG大豆のサヤは期近限月が仕手化してサヤ値も大幅に荒れました。大豆の米国での作付面積の低減による在庫不足が根底の原因となり、さらに船賃の高騰が、期近限月の高騰に拍車をかけて、逆ザヤが短期間に大幅拡大しました。その後、わずか2日で急激に戻す展開となりました。

 一般大豆のサヤの動きを見ると、07年9月18日より5番限(6月限)―2番限(12月限)の逆ザヤ値が大幅に拡大し、それに連動して3番限価格も高騰。6番限(8月限)―3番限(2月限)の順ザヤ値も縮小。9月26日終値では▲380円をつけました。

 しかしその後、27・28日に於いては、買い手の売り手仕舞いにより、(シカゴ外電が高いにも拘らず)期近2本はストップ安に至り一方先限限月は高値をつけたため、再び順ザヤに回帰しました。

 流動性が薄く、変動が荒い当限や2番限を利用して鞘取りを行う場合は、ポジションサイズを無理の無い様に仕掛けるべきです。少ない枚数で回転を効かせて利食いは早めに。仕切りをしようとしても逆行時は5番限の仕切り注文は通るが、2番限の仕切り注文はストップがついた場合反対売買の相手が少ない為なかなか通らないことがあります。このような時は片張りで緊急避難的にヘッジをする。例えば3番限を売り建てて凌ぐ方法もあります。

 今後の予測ですが、修正により、逆ザヤ縮小&順ザヤ拡大が継続する可能性もあるでしょうが、06年度の在庫過剰の状態と異なり、全く逆の『在庫不足懸念』という根底の要因は変わらない為、期先限月を売り、期中限月を買う、順ザヤ縮小&逆ザヤ拡大狙いが有利と考えます。


 ただしサヤ値の変動も荒っぽくなることが予測されるため、可能な限り低リスクのペアを選択するほうがよい。9月28日終値ブロック帳では、4番限Cと5番限Eの隣同士の価格差が+980円と他と比較して異常に拡大している。このような歪んだ箇所を見つけて狙うのも一つの方法です。

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基礎知識から応用まで No.37

 東京ゴムのサヤの動きが活気を取り戻してきました。07年度の東京ゴムのサヤは5月から約4ヶ月近く、0を中心に推移し、順ザヤか逆ザヤかはっきりしない為に、仕掛けにくい状況が続きました。


 8月後半よりチャート上で、サヤ値の変動幅が急激に収縮。抵抗線と支持線をサヤグラフ上に書くと、三角形のペナント状になりました。片張りのテクニカル分析と同様、この三角形をブレイクした方向にポジションを取るのが有利と待機していたところ、07年9月20日に順ザヤ拡大方向に抜けたため、1回目のポジションを取りました。仕掛けたポジションは6番限H月限売り―3番限E月限を買い、サヤ値+1.6円(順ザヤ拡大狙い)でした。

 さらに9月25日に新甫限月Iが発会し、サヤ値の拡大トレンドも継続中の為、翌26日の寄り付きで、2回目の6番限I月限売り―3番限F月限買いのポジションを取りました。サヤ値は+3.2円(順ザヤ拡大狙い)でした。

 それぞれ、損切のポイントとして順サヤ値が、0を下回って逆ザヤに戻ってしまったときに定めました。

 仕掛けた後、順ザヤ値はほぼ一方的に拡大。ゴム相場自体が上昇し、人気先行による一般大衆の『前途期待の先限買い』によるものです。

 その後、10月5日(3連休前)の大引け間際で一区切りつけるために利食い決済。

 サヤ値は先限I月限―3番限F月限が+7.4円で、7.4円−3.2円で4.2円幅の利益。5番限H月限―2番限E月限が+4.8円で 、4.8円−1.6円で3.2円幅の利益となりました。

 ただし現時点(執筆時07年10月12日(金)で+9.1円)では、6番限―3番限のサヤ値は、既に+10円の極値に近づいております。

 過去5年間のゴムのサヤ値では、+10円を超えて順ザヤが拡大したケースは稀で、数日のうちに、再び縮小しています。そのため、+10円に近づいたとき、金額ベースで各自損切ポイントを定めて、順ザヤの縮小狙いで、先売り中限買いで仕掛けることを提案いたします。

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基礎知識から応用まで No.38

 『サヤ取りは低リスク』と言われますが、今までのパターンが崩れたときには、一時撤退をする、方針を変更するなどの措置が必要です。


 07年10月に入ってからの東京アラビカコーヒーについて説明します。過去においては、順ザヤの拡大狙い(期先買い―期中売り)が有利でした。アラビカコーヒーは世界的にも常に在庫過剰気味であり、年間を通じてブロック帳上では、期近〜期中のサヤ値>期中〜期先のサヤ値となる日が多い。このようなときに期近もしくは期中を売り建て期先を買い建てて、順ザヤ拡大狙いのペアを作れば、高確率で利益となりました。さらに2ヶ月に一回の納会日ごとに限月が切り替わると、期近限からのサヤ滑り現象が起きて、ますます有利になる=時間が味方になることも多いのです。


 しかし07年10月10日、サヤグラフ上で先行指標としての5番限―2番限のサヤ値が縮小し、6番限―3番限のサヤ値と等しい値(+2430円)になりました。翌11日の終値では5番限―2番限(+2310円)<6番限―3番限(+2440円)となりました。この10・11日で順ザヤ拡大狙いのポジションを保持している場合は一度仕切るかポジションサイズを小さくするべきでした。


 その後、6番限―3番限サヤ値は縮小。12日で+1930円。19日で+2040円。現時点(10/19 金)では、順ザヤ拡大方向に仕掛けるには不利な状態です。理由としてブロック帳上で、1番限と2番限の隣同士のサヤ値(+660円)および、2番限と3番限の隣同士のサヤ値(+390円)がそれまでと比べ、縮小してしまっている為です(建玉しなくとも期近限のサヤ値は常に注視しておくべき)。サヤの形状はアラビカコーヒーでよく見られる従来の『在庫過剰のパターン』から崩れました。


 サヤグラフ上でのサインを見逃さず、おかしいと思えば仕切って様子見をする癖を付けたほうが無難です。

 拡大方向で仕掛けるには再び、期近〜期中のサヤ値>期中〜期先のサヤ値となるまで待つのが良いと思われます。

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基礎知識から応用まで No.39

 異なる銘柄同士の鞘取りの中で比較的行い易いのが、東京NG大豆と東京一般大豆の鞘取りです。NGと一般との先限同士を見ると、NG大豆の価格のほうが常に上回っているため、サヤ値はNG大豆―一般大豆の値を用います。


 異銘柄の鞘取りを仕掛ける際には、第一にサヤのグラフを書いて、大まかなトレンドを掴むことが大切です。同銘柄異限月の鞘取りと比較して、一方的にサヤ値が縮小もしくは拡大を継続する(サヤ値のトレンドが発生しやすい)ことが多いので、大きな流れを読み間違うと致命的になります。

 07年度は前半がサヤ値の拡大のトレンドが継続しましたが、サヤ値6500円近辺で強い抵抗を受けて何回か突破しようと試みたが結局、突破できずに以後サヤ縮小のトレンドが継続しております。

 6×6の異銘柄ブロック帳を見てみます。利用方法ですが、まず同限月同士のマス目を右斜め下に見ていきます。仮に、サヤの形態がほぼ変わらず、各銘柄の価格変動が穏やかな状態が継続すると仮定すると、サヤ滑りおよびサヤ出世により、先限同士のサヤ値は、約2ヵ月後の限月切替り時には、5番限同士のサヤ値に近づくはずです。


 07年7月2日時点でのブロック帳では、一般大豆もNG大豆も順ザヤ状態。ただしNGのほうが当限〜期先までの順ザヤ値が大きい為、NG5枚を売り一般大豆1枚を買意1年後の納会日まで保持したと仮定すると、NG大豆のサヤ滑りによる下落幅大きいため5940-3430=+2510円幅の利益が期待できた。


 同様に執筆時の07年10月26日現在では、NG大豆は逆ザヤが変形したオカメザヤ状態。一般大豆は逆ザヤ状態、それも期近からの上昇が強い品不足タイプの逆ザヤ。一般大豆が期先→期近に至る過程でのサヤ出世の影響が今後も強いと、NG売り一般買いが有利と言えそうです。

 計算上では、4230−2940=+1290円幅の利益が期待できますが、サヤ形態が変わる可能性もありますので絶対視は出来ません。

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基礎知識から応用まで No.40

 今回は、異なる銘柄同士の鞘取りの中で、ややリスクが高い、東京アラビカコーヒーと東京ロブスタコーヒーのサヤ取りを取り上げてみます。

 先限同士の価格を比較すると、一時逆転した時期もあったが、アラビカの方が上ザヤであるため、アラビカ―ロブスタの値をサヤ値として用います。


 前回も書きましたが、異銘柄の鞘取りでは、第一にサヤ値のグラフで、大まかなトレンドを掴むことが大切です。この鞘取りでは一方的なサヤ値のトレンドが発生しやすいです。そのためまずブロック帳よりもグラフを重視します。07年度は7月前半までサヤ値はほぼ一方的に『縮小のトレンド』が継続し、一時、先限同士でもロブスタの値が高くなり逆ザヤ化現象が発生。(極値は07年7月6日▲1380円)アラビカ売り―ロブスタ買いを常に基本として仕掛けていれば良かったです。

 その後、行き過ぎたサヤ値を修正するかのごとく、サヤ値は拡大。このまま、年始の6000円台を目指すか?と思われたが、07年10月12日の+4230円をピークに再びサヤ縮小のトレンドが発生し現在に至っております。

 本来アラビカが高級コーヒー豆・ロブスタがそれより品質が劣るコーヒー豆のため、数年前までは、アラビカ―ロブスタのサヤ値は、常に正の数値だったが、期近同士・中限同士のサヤ値は、頻繁に逆転しています。


 6×6の異銘柄ブロック帳で、同限月同士のマス目を右上から左下に斜めに見ていきます。現在、アラビカは順ザヤ、ロブスタは天狗ザヤ状態。そのためアラビカのサヤ滑り現象がサヤ縮小に有利に働く形になっています。トレンドが完全に反転するまでは、アラビカ売りロブスタ買い方針で狙いたい所です。

 しかしロブスタの流動性が低く、先限以外は自分の注文で値段が飛びやすい。理屈の上では、先限同士で仕掛けたペアを長期保有するのが良いが、現実問題として限月が切り替われば、乗換えをするのが無難です。

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