|
金は宝飾品向けを中心とした「商品」としての側面と、国際的な政治・経済・金融情勢を反映する「マネー」としての側面を持ちます。金の現物市場では、世界の中心となっているのがロコ・ロンドン市場です。この市場と日本の先物市場の間では、活発に裁定取引が行われています。 |
|
1.最大の供給国は南アフリカ |
南アフリカは、世界の産金量のうち約3割を占め、世界最大の生産国です。それ以外の国では米国、インドネシア、オーストラリア、ロシア、カナダ、中国などが主要生産国となっています。なお、各国の中央銀行、国際通貨基金(IMF)、公的機関などの売却は数字やタイミングがつかみにくいですが、市場に与えるインパクトは大きいです。 |
|
2.需要の多くは宝飾用 |
需要の80%は宝飾用で占められます。最近では、需要の中心であった欧米に加えて、アジアでの需要に注目が集まっています。宝飾用の他には、工業用、歯科用、公的金貨、私的・公的退蔵などがあります。 |
|
|