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■主要商品の概説 − 石油(原油、ガソリン、灯油) 戻る

 日本の原油の消費量は米国、旧ソ連に次ぐ世界第3位で、99%を輸入に頼っています。国別に見るとアラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、イラン、カタール、クエートなどからの輸入が上位を占めています。中東諸国への輸入依存度は80%前後になっています。

1.ガソリン、灯油の用途
 ガソリンは99%が二輪車を含む自動車用です。そうした点から、一般の投資家になじみやすく、ガソリンスタンドなどを通じて、実勢価格を把握しやすいことなどが特徴です。灯油は家庭用(ストーブや暖房用)、業務用、工業用として消費されます。一般向けの販売はガソリンスタンドのほかには、燃料小売店、米穀店、酒屋、生協など、他の石油製品に比べると多岐にわたっています。

2.人気商品ガソリン、灯油
 1999年に上場したガソリンと灯油は、一般の投資家に非常になじみやすい商品であり、その値動きの大きさや流動性から日計り商いも非常に活発です。こうした点から、特にガソリンは国内最大の人気商品に成長しています。

3.2001年9月原油も上場
 ガソリン、灯油に続いて、2001年9月東京工業品取引所に原油も上場しました。ガソリン、灯油を超える大型商品との期待も大きいものの、1日の出来高は数千枚程度に留まっており、今後さらに清張が期待できる商品です。

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