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砂糖は世界各地で生産されている上、甘しゃ糖(さとうきび)とビート糖(さとう大根)の生産地域の違いもあり、世界全体の生産量を正確に把握するのは非常に困難です。調査会社、商社、砂糖機関などがそれぞれ独自に数値を発表していますが、発表のたびに予測や実績が修正されるのが実情です。 |
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1.ブラジル、インド生産量が多い |
砂糖は世界の多くの国で生産されています。甘しゃは熱帯や亜熱帯(東南アジア、中国南部、オセアニア、中南米、アフリカ)で生育します。ビートは温帯や冷帯(欧州、中国北部、北米)で生育します。蝸v生産国は甘しゃがインド、ブラジル、中国、キューバ、オーストラリア、タイなどで、ビートは米国、フランス、ドイツ、ウクライナなどです。 ブラジルとインドの生産量が1、2位を占めています。この2カ国に中国、米国、タイなどが続きます。なお、輸出量ではブラジル、オーストラリア、タイ、キューバなどが目立ちます。 |
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2.消費量ではインドが第1位 |
砂糖の消費量では、インドが突出しており、それにブラジル、米国、中国、ロシアなどが続きます。なお、輸入ではロシア、日本、韓国、英国の順となっています。なお、先進諸国では代替甘味料の消費が増加傾向にあり、砂糖の消費は頭打ちになっています。 |
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