商品ファンドとは商品ファンドの設定形態なぜ、商品ファンドなのか商品ファンドの運用形態投資家保護(1)
投資家保護(2)先物取引ゼミナールMENU商品ファンドとはMENU

■なぜ、商品ファンドなのか
1987年、世界を揺るがしたブラックマンデー。この時、高収益を上げたのは商品ファンドでした。 商品ファンドは米国で生まれ発展してきました。特に注目を浴びたのは1987年のブラックマンデーの時。証券市場がのきなみ下落したのを尻目に、商品ファンドが圧倒的な高収益を上げたのです。なぜ、このような結果になったのでしょう。それは、商品ファンドが先物取引を投資対象に組み込んでいたからなのです。


■価格変動の非相関
 株式や債券とは価格変動の仕方に相関性がない先物取引を組み込むことにより、投資リスクが分散できます。


■上昇局面でも下降局面でも
 株式や債券等の現物投資は買付けから始まり、価格が上昇しないと利益を得ることができません。一方、先物取引は、買った時は値上がりすれば、また売った時は値下がりすれば利益を得ることができます。価格の上昇/下降局面いずれでも利益を得るチャンスがあります。


■高い投資効率
 先物取引は通常、担保金(証拠金と呼ばれます)の10倍以上の取引がきます。つまり、投資効率は現物取引の10倍以上ということになります。


 先物取引はこのようなことから、金利水準の変動やデフレ、インフレ、景気に関係なく利益を得る可能性をもつという特性がある反面、失敗した場合にはこれら特性がリスクとなってはね返ってきます。先物取引そのものは、ハイリスク/ハイリターンの投資といえますが、商品ファンドはこの先物取引のリスクを軽減する仕組みとなっています。


■What's CTA?
 先物運用の専門家をCTAと呼んでいます。CTAは米国の法律用語ですが、商品投資顧問業者を指す言葉として定着しています。商品ファンドは複数のCTAを選定、先物投資の投資判断を任せます。彼らCTAは独創:考案したプログラムに基づきコンピュータを駆使する等、その知識と経験を生かして投資判断を行う先物取引のプロフェッショナルです。現在、わが国の商品ファンドは主に米国のCTAを選定し依頼しています。