オプション取引とは取引する際に必要な項目プレミアムの構成要素決済方法「売り」と「買い」の違い先物との違い
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■オプションの決済方法
 オプションの決済には、先物取引と同様の「反対売買」と、オプション取引に特有の「権利行使」「権利放棄」の3種類があります。


@反対売買
 先物取引と同様に買い手は権利を「転売」し、売り手はそのオプションを「買い戻す」ことで、取引を決済することです。オプションも先物取引と同様に安く買って高く売るか、高く売って安く買えば利益になります。


A権利行使
 権利行使とは、オプションの買い手が権利行使価格で、先物のポジション(商品先物や債券先物オプションの場合)を取得し、取引を決済することです。権利行使するかどうかは買い手の自由なので、権利行使するのは買い手が有利なイン・ザ・マネーのときです。なお、権利行使は買い手の権利であって、義務ではないので、買い手は都合の悪いとき(アウト・オブ・ザ・マネーの時)は、権利行使をせずに反対売買で取引を決済できます。


B権利放棄
 権利放棄とは、最終取引日までに買い手が反対売買も権利行使もせずにいて、買い手の権利が消滅することです。買い手が権利放棄をすると、売り手の義務も消滅し、買い手が売り手に支払ったプレミアムは、売り手の利益として確定します。買い手が権利を放棄するのは、そのオプションが権利を行使しても利益が出ないアット・ザ・マネーかアウト・オブ・ザ・マネーの時です。