オプション取引とは取引する際に必要な項目プレミアムの構成要素決済方法「売り」と「買い」の違い先物との違い
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■オプション売買と先物との違い
 通常、株式や先物取引では、価格が上がるか下がるかを予測し、その予測に即したポジションを取ります。例えば、価格が上がると思えば買い、下がると思えば売ります。先物取引では、価格の方向性がポジションを取る上で重要です。オプションでも価格の方向性は重要ですが、価格が動くのか、あまり動かないのかといった価格の変動性や時間が重要な要素になります。
 例えば、最終取引日まで数日しかないアウト・オブ・ザ・マネーのオプションの場合、オプションの買いで利益を出すことは困難です。たまたま、アウト・オブ・ザ・マネーのコール・オプションを買っていて、最終取引日直前に相場が暴騰して利益になる、というケースもないではありませんが、そのようなオプションを買うのは博打に近いと言えます。 オプションの売買では、相場の方向性の予測では正しかったものの、時間価値の減少から利益にならない、といったケースも多々あります。
 ですので、オプション取引の場合は先物取引と違い、最終取引日までの時間や原市場の相場の荒れ具合いなどが、非常に重要な要素になります。なお、相場の荒れ具合いをボラティリティ(変動率)と呼びます。